今回はジャパンポートコンテンツ株式会社に勤める中安舞菜さんにお話を伺いました。元気いっぱいで人との関係値づくりに定評ある中安さん。実は私とは入社日が数カ月違いの同期ということで、今回は遠慮なくその社内外の方々との関係値づくりの秘密に迫っていきたいと思います。
周囲の言葉でアウトプットしていないことに気づいた
― 中安さんはJPCに入社される前も接客業務もされていたとお聞きしました。
となるとやはり初めから営業売り上げ面でもご活躍されていたのではないかと推測しますが、ご自身で振り返ってみて入社当時は月何件くらい成約を獲得されていたのでしょうか?
獲得は・・・全然ですね(苦笑い)。当時のOJT担当の先輩に聞いていただければわかると思いますが、全然でした。
まず「興味付け」でつまずいてしまったんです。いざ店舗で勤務を開始してみると、お客様にどうお声がけしたらよいかわからなくなってしまって。加えて店舗にいる他の社員さんともうまくコミュニケーションが取れなかったので、一生懸命覚えた商品の知識もそれをご説明する機会がない状況でした。
― そうなんですか!?てっきり人と接することが得意だと思っていました。私が入社して初めての社内イベントの時、一発芸でドラえもんの歌を歌っていただいたのがとにかく印象的で(笑)
あの一件で一気に打ち解けたので、コミュニケーション力の高さに驚いたんですよ。
そんなこともありましたね(笑)
でも実は人見知りだったんですよ。それにアウトプットができませんでした。就職活動をしているときなんかは、家族や同僚から「中安からの発信がない」とか「意見とか人間性が見えてこないよね」って言われていたんです。
「どうしたいの?」と聞かれても答えられなかったんですよね。それまでは全然自覚していなかったんですが、そうやって周囲に言われて初めて「ああ、アウトプットしていないんだな」と気づきました。
今の会社に入社する前は洋服屋さんでアルバイトをしていましたが、マニュアル通りの機械的なコミュニケーションがほとんどだったんです。
でも今やっているセールスプロモーション業務は、お客様に自分から声をかけて興味を持っていただくことが前提です。他の社員さんとの関係値づくりでも、まずは相手の人となりを知って、その人のニーズを知って、さらに自分のことも知ってもらうことが必要ですから、自分からの発信が必然なんです。
はじめは話すときに緊張しちゃって、求めていることが聞けなかったりしたんですが、こちらが緊張して固くなっていると相手も緊張してしまうということに気づいてからは、意識的に明るく自然な話し方をするようになりました。
「ポジティブなアウトプット」を目標にただ全力で実践
― 今回インタビューをするにあたって同じビジネスソリューション事業部のメンバーにも中安さんの話を伺ったのですが、中安さんは「とにかく愛嬌があって人との関係値づくりが上手」という声が多く上がっていました。
人見知りでアウトプットに課題があった方とはなかなかむずびつかない印象ですが、何かきっかけがあったんでしょうか?
なんか、ありがとうございます(照)
もともと人の良いところを見つけるのは得意な方なんです。でもアウトプットをしていなかった。
それを自覚できたとき、せっかくならその強みを活かそうと思ったのがはじめのきっかけですかね。
就職活動の時に「ポジティブなアウトプットをする」という目標を立てて、それができる環境を求めて就職活動をして。それで今の会社と出会いました。
2次面接で出会った森瀬さんという先輩がとにかく話しやすくって、リラックスして話せたんです。この人ならアウトプットのノウハウを持っていそうだし、より一層自分を引き出してくれそうだなと思って。
― 確かに森瀬さん明るくて話しやすいですよね!「ポジティブなアウトプットをする」という目標達成のためにはどのようなことをされていたんでしょうか。
今でもしていることですが、まずは元気よく挨拶をすること。覚えてもらわないと関係は始まらないですからね。
そして、周囲の方々の良いところをもっと引き出していくような動きを意識したことですね。
その店舗にいる社員さんや家電製品のメーカー社員さん、他商材の担当社員さんたちの良いところを見つけたときに「〇〇さんここ良いですね!」とか「こういうところいつもありがとうございます!」と声をかけるようにしています。
そうしているうちに他の社員さんからお客様を紹介してもらえるようになっていきました。
それからもう1つ。
今とは別の店舗にいたときに上司から「応援される人になるには相手を応援しなきゃダメだよ!」という言葉をいただいて、その言葉はずっと意識して行動しています。
例えば家電製品のメーカー社員さんが売りたい商品、携帯会社の社員さんならおすすめしたいプランや売りたいスマホの機種を伺って、「その販売に中安もできる限り全力で協力する!」っていう(笑)。そこに少し乗っかる形で、自分の商材もおすすめさせてもらう。そうやってお互いに引き出しながらやっていくことで関係値を築いています。
― 応援される人になる」素敵な言葉ですね。ただ自分をアピールするのではなく、相手を応援するという考え方がJPCらしくていいですね。
ご自身でお客様にお声がけするだけではなく、全く違う商材を扱う社員様からお客様を紹介してもらえるまでの関係値づくりは本当にすごいなと思います。今はどのくらいお客様のご紹介があるんですか?
今の店舗ですと月に30件くらいご紹介いただいていますね。
でもこれは以前この店舗を担当されていた先輩の影響が大きいと思います。関係値づくりは先輩方を目標により一層頑張っていきます!
先輩を目標に目指す「人を動かすコミュニケーション」
― 社内の先輩との話が出てきたところで、中安さん社内交流についてもお伺いできればと思いますが、休日も社内の方とは交流されているんでしょうか?
休みの日は誘ってもらってついていくことが多いです。
普段一人の時はアウトドアとインドア半々くらいで、家ではゲームをしたり漫画を読んだりしています。飽きたら山に登ったり出かけたりしている感じですね。
そういえば今度、社内で山登りに興味があるメンバーを募って登山計画があって。すっごく楽しみなんです!
他にも社員寮に住んでいるので、同室のメンバーともその日あったことを話したりしています。
そこでも仕事面の課題が出てきたりして、社内交流は仕事にもつながっています。
― 社内外ともに良好なコミュニティを築き上げているわけですね!
アウトプットの目標はもう達成されているようにお見受けしますが、今後の課題は何かありますか?
確かに前よりは「ポジティブなアウトプット」ができるようになったかなと思います。人見知りもしなくなりましたし。
でも今後の課題も依然としてアウトプットですね!
ただ同じアウトプットでもポジティブなものだけではなく、改善してほしいところやもっと前に進んでほしいと思う人に対してのアウトプット。そういった方への接し方やコミュニケーションが今の課題です。
先輩方のように人を前に動かすコミュニケーションをできたらなと思っています。
今私の担当店舗はアルバイト社員や新入社員の受け入れ店舗にもなっているので、そういった新人たちの為になるような接し方を身につけたいと思います。
興味付けの苦手意識もまだまだ抜けきらないところがあるので克服していきたいですね。
関係値をつくっても家電量販店は人が入れ替わったりしますから、新しく入ってこられた方とのパイプライン構築は目下の目標です。
― 引き続き中安さんのご活躍と進化に期待しています!
本日は貴重なお話を聞かせていただきありがとうございました!
インタビューを終えて
いかがでしたでしょうか。「できなかったことをできるようにする」「新しいことを受け入れる」ということは最初の一歩が難しいとよく言いますが、できないことを知ったとき、すぐに改善へ向けて行動したからこそ今の中安さんが耀いているのだなと感じました。自分を変えようと立てた目標に素直にまっすぐに進んでいく素直な姿勢は私も見習いたいと思います。今後も進化を続ける中安さんに注目です!