16歳高校生エンジニアの挑戦。壮大なプロジェクトも小さな一歩から

ジャパンポートコンテンツ株式会社
メディアコンテンツ事業部 エンジニア

森下 紘瑛 さん

取材日: 2020-12-7

森下 紘瑛 さん プロフィール

島根県出身。2020年4月ジャパンポートコンテンツ株式会社へ入社。
定時制の高校に通いながらメディアコンテンツ事業部のエンジニアとしてWEB開発に携わっている。

16歳高校生エンジニアの挑戦。壮大なプロジェクトも小さな一歩から

森下 紘瑛 さん

ジャパンポートコンテンツ株式会社
メディアコンテンツ事業部 エンジニア

島根県出身。2020年4月ジャパンポートコンテンツ株式会社へ入社。
定時制の高校に通いながらメディアコンテンツ事業部のエンジニアとしてWEB開発に携わっている。

取材日: 2020-12-7
レポーター 宮田 あずさ

こんにちは、レポーターの宮田です。今回はメディアコンテンツ事業部でエンジニアを務めている16歳の森下紘瑛さんのインタビューをレポートします。高校生と社会人を両立している彼が、どのような考えを持って日々を送っているのかに迫ります。

代表の一言から挑戦が始まった

― ご出身は島根県とのことですが、中学校を卒業するまでは島根県にいらしたんですよね。渋谷にあるこの会社を知ったきっかけは何だったのですか。

この会社の上口代表が主宰する経営塾で父が指導を受けていたんです。なので、父を通じて知っていました。自分ではよく覚えていませんが、4歳の頃にこの会社の上口代表ともすでにお会いしたことがあったみたいです。
中学生になるまでちゃんとお話したことはありませんでしたが、小学生の頃から上口代表にはいろんな課題をいただいていて、いろんな挑戦をさせてもらってきました。
例えば小学6年生の時、父を介して上口代表から、「学校をよりよくしてみてくれ。」という課題をもらったんです。それで、父にアドバイスをもらいながら、自分なりに考えて、少しでも学校をよくできるように行動してみました。きちんと朝の挨拶をするとか、勉強するときはまじめに勉強して、ふざけるときはふざけるとか、当たり前のことばかりでしたけど、自分の態度で周りに示すことで、自分なりに良い学校にできたんじゃないかと思います。
中学3年生の時には上口代表から「この会社でインターンシップをやってみないか」と言われて、夏休みの約1か月間インターンシップに行ってみたりもしました。そこで初めて東京で一人暮らしをしながら会社で仕事するという経験をして、社会性を学ばせてもらえたというか、社会を見る目が変わりました。

― 中学生で一人暮らしやインターンシップを経験されているなんて!まさに最先端の教育ですね。しかし、一般的に日本の中学生は地元の高校に進学する場合がほとんどですよね。わざわざ地元を離れて定時制の高校に通いながら働くことを選んだのは、何か理由があったんですか。

提案してもらえたのでやってみることにしたんです。学習する力をつけるために学校には通おうと考えていましたが、普通に地元の高校に進学していたら、学校に行って部活して帰ってゲームやって寝るだけの生活だったと思います。それだと時間ももったいないと思いますし、幼い頃からいろんなことに挑戦してきた経験もあって、高校に通いながら働くことを提案された時も全く抵抗はありませんでした。
仕事を終え高校へと向かう森下さん

達成感はあるけど、浸っている場合じゃない

― 中学生の頃から森下さんはこの会社に関わっていらっしゃいますが、現在はどのような業務を担当されているのでしょうか。

メディアコンテンツ事業部でWEB開発を担当しています。一言でいうと、エンジニアです。主にバックエンドエンジニアとしてWEBサイトの裏側を作っています。
Googleでいえば検索ボタンのように、WEBページにはクリックすることでページを移動したり、何か別のものが表示されたりするボタンがあると思います。そういったものの“デザイン”をフロントエンドエンジニアの方々が作ってくれます。ただ、“デザイン”だけではクリックしても動かないので、それを“動くようにすること”が僕たちバックエンドエンジニアの仕事です。
ただ最近は、上司に「バックエンドもフロントエンドもどっちもできるようになったらいいね」と言われたので、フロントエンドの業務にも携わっています。全然凝ったものは作れないので、色や細かいデザインは他の人にお願いして、デザインの基本になるページのレイアウトを作成しています。
1日の流れとしては、10時頃に出勤してそこからWEB開発業務に移ります。お昼を挟んでまたWEB開発。だいたい15:30頃に業務を終えて、そのあとは16:00まで業務報告を作ったり、自己学習したりしています。学校はその後です。給食も出るので夕食は学校でとって帰ったら寝るだけです。
<森下さんの1日のスケジュール>
10:00WEB開発
12:00休憩
13:00WEB開発
15:30自己学習
16:30高校
21:00

― 入社してからまだ8か月しか経っていないわけですが、すでに「ねっとの窓口」や「建設ICT.comの診断ページ」、「A1市街地グランプリのクラウドファンディング」の制作などいくつものWEBサイトを手掛けていると伺いました。WEB開発を通してどのようなことを学びましたか。

プログラミングの技術もそうですが、責任感を学びました。3、4か月くらい前までは1から10まですべて上司に教えてもらいながら業務に携わっていましたが、最近では別の役割を与えられる機会も増えてきたので、1から自分で調べながら業務に携わるようになってきたんです。今では、与えられたことに対して責任を持って最後までやり抜くことを大事にしています。もし自分ではできないことがあれば、少しでもよい状態で上司に引き継ぐことを意識して業務に取り組むようにしています。
この会社で与えられる業務は僕にとっては新しいものばかりなので、すべてが難しいですが、新しいことに挑戦できることはとても楽しいです。上司と互いに新しく得た技術を共有しながら、少しずつ自分のできることが増えていくのを感じます。

― そうやって1から学んできたプログラミングの面白いところってどんなところなのでしょうか。

プログラミングを面白いと思ったことは、もしかしたらないかもしれません。プログラミングという仕事を与えられたからやっているに過ぎません。上口代表に「紘瑛君にはプログラミングが向いてるよ」と言われたので、プログラミングをやっているんです。「営業をやってほしい」と言われていたら営業をやっていると思います。
いくつものサイトを手掛けたことは、素直にうれしいですし、達成感もあります。ですが、どのWEBサイトもでき上がったときは、特に何も感じませんでした。「ああ、できたなぁ」って感じで、達成感に浸ったりしたことはないですね。すぐ次の業務が控えていますから、達成感は次の日には忘れています。
上司と打ち合わせする森下さん1
上司と打ち合わせする森下さん2

働くことは当たり前、下の世代へ新しい生き方を提示したい

― 働きながら高校にも通っていたらプライベートの時間もかなり限られていると思いますが、プライベートはどのように過ごしているのですか。

基本的には平日1日と日曜の週2日休みをもらっています。休みといっても平日は高校があるので丸1日の休みではありませんが、ゆっくりと過ごすことが多いです。平日の休みは特に何もしません。家でゆっくり寝ていたり、ゲームをしたり、友人とLINEしたりしています。島根県にいる友人とも連絡を取り合っていて、僕がやっていることと向こうで流行っていることを共有したりもします。
日曜は父と食事に行ったりもしますし、普通ですよ。

― 逆に意外ですね。ちなみに島根県にいるご友人は普通に高校に通っているわけですよね。生活も状況も大きく異なると思いますが、同級生と自分とのギャップを感じることはないのでしょうか。

中学生から一人暮らしを経験していますし、実際に社会に出て僕自身が働いていることもあって、社会を見る目が違うのかなとは思います。ゲームやLINEで話をしていると、言葉遣いなどに違いを感じることがあります。時間がある分、自分本位に振る舞ってしまう部分もあるようで、そういった部分が高校生と社会人の違いなのかもしれません。

― 日本の16歳は、高校生なら高校生だけ、社会人なら社会人だけ、という方がほとんどですから、両立されているということ自体がイメージしにくい部分があります。森下さんにとって“働く”とはどういうことなのでしょうか。

働くこと自体は、幼い頃からやってきたこととあまり変わらないと思っています。与えられたものに応えていくこと、経営者が表現したいものを表していくことですかね。そうすることが結果的に社会の役に立つと思っています。
ただ、僕自身は高校生と社会人を両立しているという感覚はありません。僕にとっては働きながら高校に通うということが当たり前で、それ以外の生活をしたことがないので、どちらかだけ通うという“普通”があまりわからないというのが正直なところです。
集中する森下さん

― お話を伺うほど、社会通念をことごとく覆すような人生を歩まれているので、森下さんの将来が楽しみで仕方ありません。ご自身では将来どんな人物になっていると思いますか。

自分の未来についてはあまり考えないようにしています。自分で決めつけてしまうと、想定外のことが起きた時にぶれてしまってよくないと思いますから。あえて未来のことはイメージせず、その時その時に反応していくための準備をしておくようにしています。
ただ、基本的には社会の役に立つことを目指しています。自分と同世代の人たちや、もっと若い世代に向けて、新しい人生の歩き方を提示していきたいです。それがこれからの子供たちにとって役に立つんじゃないかなと思っています。

― では最後に、そんな若い世代の子供たちへ何か伝えたいことがあればお願いします。

新しいことに挑戦し続けて欲しいですね。
僕の場合はこの会社の上口代表からですけど、与えられた物事に対して自分で嫌だと決めつけずにやってみるということ。ただそれだけの事をずっとしていって欲しいですね。僕自身もそれを繰り返したことで今があると思っているので。

貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。
レポーター 宮田 あずさ
インタビューを終えて

いかがでしたでしょうか。一般的に「挑戦」と聞くと力を振り絞りながら大きな壁に向けて踏み出す1歩をイメージされることが多いと思いますが、彼にとっての「挑戦」は一般的なそれとは趣が異なるように感じました。幼い頃から、自分で決めつけたり、勝手にイメージをせず、出された課題や要望を素直に受け入れ実行に移してきた彼だからこそ、「挑戦」とは大きな壁ではないのかもしれません。彼の全く新しい人生の歩み方に今後も期待が膨らみます。

レポーター: 宮田 あずさ

1996年生まれ。茨城県出身。大学では観光学部で鉄道・航空産業を専攻。イオンモールのインフォメーションカウンターで1年間働いた後、2020年6月ジャパンポートコンテンツ株式会社に入社。名古屋支店にてセールスプロモーション業務に携わる。10月から経営企画管理室に異動し現在に至る。
アナリティクスや記事の書き方、ビジネススキル勉強中
趣味:弓道、自転車、お皿集め、おいしいものを食べること、猫派

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